ルートの有理化
ルート(平方根)が分母にある場合、そのままでは計算がしにくいことがあります。そのため、分母からルートを取り除く操作を 「有理化」 といいます。
有理化の基本ルール
分母が単純なルートの場合
分母が の形になっているとき、分母と分子に をかけます。
分母がルートを含む加減の場合(共役を利用)
分母が
※共役とは?「共役」とは、ルートを含む式において、符号を反転させた式のことです。
例えば:共役を利用する理由
分母にルートを含む場合、有理化するためには分母をルートが含まれない形(整数や単純な式)に変える必要があります。
これを実現するために、分母と分子に共役をかける操作を行います。共役をかけると、「和と差の積」の公式を使えるため、次のように計算が簡単になります:
具体例で解説
例題
解き方
共役を確認
分母が分母と分子に共役をかける
分母を計算する(和と差の積を利用)
分母が になるので、分子をそのまま書く
まとめ
- 「共役」は、ルートを含む式の符号を反転させたものです。
- 有理化で使う理由は、「和と差の積」の公式を使うことで分母のルートを消せるからです。
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